大学での研修

病棟研修

1号館6階(6E)、新棟5階(5S)、1号棟5階NICU(1-5)において病棟研修を行います。6Eと5Sでは乳幼児部屋と年長児部屋があり、各年齢層に特徴的な疾患の管理を学びます。またNICUでは新生児に特化した研修を行います。各病棟を約1ヶ月ごとにローテートします。

外来研修

2号館2階小児科外来において、新受診患者さんの問診を取り、その後の診療を初診担当医について学びます。小児診療で重要である問診について、主訴・現病歴、既往歴(妊娠歴、分娩歴、成長・発達歴)、家族歴のとり方を学びます。また、各専門外来において、臓器別に特徴的な疾患の外来診療について学びます。

当直研修

小児科の当直は後期研修医、指導医、NICU担当医の三人でチームを組み行います。後期研修医は救急外来受診患者の問診・診察を行い、指導医の指示のもと診断・治療方針を立てます。また、必要に応じて入院患者さんの診療を指導医とともに行います。

回診

小児科全体の回診を、月曜日午後12時30分と金曜日午後1時30分から行っています。研修医は担当患者さんの診療状況を皆にブリーフィングし、診断・治療方針をディスカッションします。回診には医学部学生も参加します。

小児科勉強会

毎週火曜日午後5時より、小児科全体を対象とした小児科勉強会を開催しています。まず前半では、研修医・指導医が各自選んだ英文原著論文をPowerpointスライドで発表します。研究内容の検討のみならず、わかりやすい学会発表方法について学びます。後半では、(1)現在入院中の患者さんの問題点について検討するミニカンファレンス、(2)各専門分野ごとに特定の疾患を深く掘り下げて勉強する特集ケースカンファレンス、(3)放射線診断部医師による画像カンファレンスなどを開催しています。さらに、学外講師による英語の小児科レクチャーや講演、学位審査発表会などを定期的に開催しています。

上記の勉強会の模様はすべて録画され、教育関連施設で勉強中の専修医や在宅女性医師、留学中の医師がいつでもインターネットストリーミングで視聴できるようになっています。(E-Learning)。

また講演会の一部は、インターネットを介した遠隔カンファレンスシステムを使って教育関連施設にリアルタイムに配信され、教育関連施設にいる専修医に大学病院と同様の学習機会を提供するよう配慮しています。

専門班別研修

各専門班ごとに独自の専門カンファレンス、専門回診を行っており、担当病棟や担当患者さんに応じて研修医が参加します。

研修医・学生の指導

後期研修医は学習者であるとともに、初期研修医・学生の指導者でもあります。小児科では、”Resident as a Teacher”として後期研修医に後輩の指導の一部を担わせることにより、学習効果を高める努力をしています。

週間予定

月曜日
7:30 心臓班回診
12:30 教授回診(担当:長谷川奉延、6E病棟→5S病棟→1号棟5階NICU)
火曜日
18:00 小児科勉強会(新教育研究棟4階講堂)
水曜日
12:00 精神保健班病棟カンファレンス
18:00 内分泌代謝班カンファレンス(外来1番)
18:00 心臓班・心臓外科合同カンファレンス
木曜日
7:30 心臓班回診
16:00 血液班カンファレンス
金曜日
13:30 教授回診(担当:高橋孝雄、6E病棟→5S病棟→1号棟5階NICU)
18:00 精神保健班外来カンファレンス(外来8・10番)