教室員からの
メッセージ
専攻医
- 氏名
- 小野 奈津子
- 出身大学
- 慶應義塾大学
- 初期臨床研修施設
- 武蔵野赤十字病院
- 入局年度
- 2022年
- 慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
- 母校であるということも理由のひとつでしたが、小児科のサブスペシャリティが揃っており、各班には日本の小児医療を牽引するような先生方が多くいらっしゃること、そして、そのもとでたくさんの同期と一緒に学ぶことができるということが選ぶ理由となりました。また、後期研修では市中病院、大学病院、小児病院と様々な病院で環境を変えながら勉強することができるのも魅力に感じました。
- 入局してよかったことを教えてください。
- 人の繋がりです。遠くの市中病院での診療で困った際にも、大学にいらっしゃる先生方も快く相談に乗って下さり、医局の繋がりの心強さを感じました。優秀な先輩、同期、後輩との出会いがあり、診療面で勉強させて頂くのみでなく、仕事への姿勢や今後のビジョンなど、多くのことを学ばせて頂いております。さらに、自分の思い描く未来があれば、そこに向けて一緒に考えてくださる先生や環境のある医局と感じます。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- 私自身小児科医として始まったばかりですが、この短い間で多くのことを学ばせていただきました。嬉しかったことや辛かったこと、様々ありましたが、そういったことを経験できたのも、学ぶ環境と機会を与えてくださる医局の先生方のおかげと感じております。一緒に、慶應医局で小児科医としての一歩を踏み出してくれる仲間がこれからもたくさん増えてくれると嬉しいです。
- 氏名
- 小浦方 祐介
- 出身大学
- 北里大学
- 初期臨床研修施設
- 慶應義塾大学病院大学一貫コース
- 入局年度
- 2023年
- 慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
- 2年間慶應義塾大学病院で研修し、慶應小児科の先生方にはご自身の診療だけではなく、後輩たちを育て一緒に勉強していこうとする姿があったからです。ここでなら自分は小児科医として成長できると感じ、自分もいつか後輩たちと一緒に勉強していける先輩になりたいと思いました。また組織の大きさとしても大きく、自分が今後どういう進路に進んでもモデルとなる先生方や選択肢があることも大きな魅力でした。
- 入局してよかったことを教えてください。
- 優秀で熱心に指導してくださる上級医の先生方と切磋琢磨できる多くの同期がいたことです。それは大学病院だけではなく、関連病院でもそうでした。創立100周年を迎えた慶應小児科の先輩方の歴史が作る伝統だと思いました。またその関連病院は数が多く、様々な症例の経験ができること、自分のライフプランに合わせてある程度選択できることもよかったことでした。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- 小児科医になることは決めていても医局を迷っている皆さん、小児科医になってからどうするか具体的に決まっていない皆さん、慶應小児科はそのどちらの皆さんの進路にも熱意にも答えることができる環境があります。熱意のある多くの先生方と同期とともに、きっと自分のなりたい小児科像、進路が見つかっていくはずです。僕たちと一緒に働く皆さんの入局を心よりお待ちしております。
- 氏名
- 三浦 優花
- 出身大学
- 東京慈恵会医科大学
- 初期臨床研修施設
- 川崎市立川崎病院
- 入局年度
- 2023年
- 慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
- 専門医取得までは市中病院でも可能ですが、将来的にサブスペシャリティの選択肢が豊富なことと、大学病院と市中病院の両方で研修でき症例や手技のバランスが良いことから、入局を選びました。慶應に興味を持ったのは、初期研修先が関連病院であり、指導熱心な先生方に囲まれて楽しく研修できたことがきっかけです。医局の規模がちょうどよく、後期研修3年分の勤務先が予め発表されることもいいなと感じました。
- 入局してよかったことを教えてください。
- 将来どの専門班にするか迷ってしまうくらい、どの班も症例豊富で指導も手厚いので毎日が充実しています。研究や留学などを経験された方のお話を聞ける機会も多く、自分のキャリアを考えるうえで参考になります。また、育児と両立中ですが、周りの先生方が育児も含めて応援してくださっていて、日々励ましのお言葉やサポートをいただいています。男女関わらず子育ての先輩がたくさんいらっしゃるので、色々な相談ができ心強いです。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- 小児科医の仲間が増えることをとても嬉しく思います。これからたくさんの子ども達と出会い、学びや発見の毎日になると思うので楽しみにしていてください。小児科の中にも色々な専門性や働き方があり、今後も選択肢がたくさん広がっています。慶應小児科では、ご自身が輝ける場所がきっと見つかると思います。他の先生の出身大学は聞かないと分からないくらいで、他大学出身でも居心地が良いです。ぜひ一度見学にいらしてください。
臨床研究医
- 氏名
- 友岡 俊
- 出身大学
- 慶應義塾大学
- 初期臨床研修施設
- 東京医療センター
- 入局年度
- 2021
- 臨床研究医コースを選んだ理由について教えてください。
- 私は病院実習や初期臨床研修を通して臨床に従事する楽しさを感じる一方で、漠然と研究への関心を抱き続けていました。このプログラムでは既存の小児科コースよりも1年間臨床研修期間を短縮して小児科専門医を取得でき、病院から給与を得ながら大学院に携わることができます。小児科医として力をつけたい気持ちと、早い段階で基礎研究に触れてみたい気持ちを抱えていた私にとっては好機と考え、このプログラムを選択しました。
- 実際、研修をした感想を教えてください。
- 臨床期間が短いことを考慮し、医局と相談の上で症例数の多い済生会宇都宮病院に派遣していただきました。専修医としては十分な症例数・重症度の経験を得られたと考えています。小児科3年目から大学病院で臨床に従事するとともに研究室とミーティングを重ね、研究計画を調整、4年目から本格的に研究に従事する予定です。基礎研究により早く携わりたいと考えるのであれば大学に近い病院への派遣を相談しても良いかと思います。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- まだ医者人生を歩み始めたばかりですが、長い医者人生をどう過ごすかについては常に悩んでいます。短期的には臨床に打ち込む事でやりがいを感じられると確信していますが、基礎研究に触れなければ悔いが残ると考え、このプログラムを選択しました。大学の先生の多くは臨床と研究を両立されていますが、そのバランスは様々です。臨床研究医コースを通して早い段階で自分に合ったバランスを見つけられるのではないかと考えています。
研修卒業生
- 氏名
- 木村 尚喜
- 出身大学
- 慶應義塾大学
- 初期臨床研修施設
- さいたま赤十字病院
- 入局年度
- 2020年
- 慶大小児科プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
- 高い専門性を持つ大学病院と数多くのcommon diseaseを経験できる市中病院の双方で研修できることが最大の特徴であり良かった点です。大学病院には多岐にわたる診療グループが存在し、各専門班の大家に直接質問できる環境が整っています。豊富なレクチャーとプレゼンテーションの機会は小児科医としてのスタートにぴったりです。これらの経験を生かして、市中病院では自らが主体的に診療プランを立案し実践的な経験を積むことができます。
- 3年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
- 専攻医3年目に所属していた東京歯科大学市川総合病院と大学病院の感染症班のコラボで診断・治療を行い、学会発表・最終的に論文化まで進んだ症例が非常に印象的です。身近な指導医の先生方にご指導いただきつつ、大学病院の先生方とも多くのdiscussionをおこない疾患の鑑別を進めるという貴重な経験となりました。この経験を通して、ひとつの症例を丁寧に診療し、論文にまとめることの大切さを再認識しました。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- 小児科医は「子どもの総合医」であり、ありとあらゆる分野をカバーする必要があります。その土台となる後期研修を教育熱心な上級医の先生方のもと、同じ志を持つ仲間と過ごすことができる慶大小児科は小児科駆け出しの3年間に最適なプログラムです。ここでの経験や先輩・同期・後輩との繋がりは一生ものです。みなさまと一緒に子どもたちを診療できる日を楽しみにしています。
- 氏名
- 吉川 遥菜
- 出身大学
- 東京医科歯科大学
- 初期臨床研修施設
- SUBARU健康保険組合太田記念病院
- 入局年度
- 2019年
- 慶大小児科プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
- 複数の市中病院での研修期間が多く設けられている点が良いです。多くの軽症な患者さんの中から稀な重症患者さんを的確に診断する診断力を身につけることができます。また多くのサブスペシャリティグループが活発に存在している点が良いです。サブスペシャリティをまだ決めかねていましたが、大学病院研修の半年間で様々なサブスペシャリティをローテーションでき、だいぶイメージが沸きました。
- 3年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
- 小児科になって初めての英語論文を書いたことです。執筆にあたり、文字通り手取り足取り指導いただきました。直接のご指導はもちろん、関連病院に異動してからもメールのやり取りは100通以上にのぼりました。着手からアクセプトまで1年半程度かかりましたが、アクセプトされた時は涙が出るほど嬉しく、指導いただいた先生方にとても感謝しています。熱い指導が慶応小児科の魅力だと思います。
- これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
- 臨床や研究、大学病院、市中病院、海外など、幅広く様々なフィールドで活躍されている先輩方がいます。いろんな先生方がいて、どの先生もかっこいいです。必ず「こんな小児科医になりたい!」というロールモデルとなる先生がいます。一緒に働けることを楽しみにしています。
